子供英会話教室の実態
教師資格が無い外国人教師にお金を払う価値

この記事のまとめ

  • 英会話教室には教師資格の無い外国人も働いている
  • プロの英語教師ではない人に数十万円を払っている
  • ネイティブ教師というキーワードに踊らされている
  • 子供向け英会話教室で学べる英語は子供レベルの英語力
  • 大人になって使う英語力は子供英語教室では身につかない
  • 子供の頃に付けた英語耳も簡単に忘れてしまう
  • 英語ペラペラになるには時間/お金/決意が必要

目次

体験レッスンで感じた疑問

ある日、自宅のポストに子供向け英会話スクールのチラシが入ってました。

そのチラシにはこう書かれていました。
(文面をそのまま載せると特定されるので少し内容変えています)

ネイティブ講師と楽しく英語を覚えよう!
歌とダンスを組み合わせた新しい子供向け英語教室!

無料体験レッスンがあったので子供と一緒に参加してきたので、その感想をお伝えしたいと思います。
(あくまで私が参加した英会話スクールの体験レッスンなので、全ての英会話スクールが該当するという訳ではありませんので、その辺りはご了承くださいませ)

結論をお伝えすると、本当に英語が好きになり話せるようになるのか?という疑問を感じました。

体験レッスンの内容は下記でした。

 

  • ABCの英語の歌と一緒にアルファベットを子供に教えていく
  • 食べ物や乗り物の英単語を絵と一緒に教えていく
  • 子供と親で英語で挨拶をし合う

この英会話スクールに入会したら週1で上記の内容のレベルを徐々にあげていき、お友達との会話も増やしながら英語を学んでいくそうです。

正直に言うと、プロも英語教師から英語を教えてもらっているという感じではなく、子供の扱いが上手い外国人が英語で子供の世話をしている、という印象を受けました。

ネイティブ教師に特別な資格は必要無い

ふと疑問に思い、外国人の方々が英会話スクールで働くために必要なものがなにかを調べてみたところ、コモンズ行政書士事務所さんが纏められていたので引用させてもらいます。

外国人の語学教師を日本へ呼んで働いてもらうための条件

外国人の語学教師に日本で働いてもらうためには、「技術人文知識国際業務」在留資格・ビザというのが必要となります。
よく皆さんが言われている就労ビザの1つですね。語学分野は国際業務に該当します。
語学教師を希望する方が「技術人文知識国際業務」在留資格・ビザを取得するためには、おおきく3つの条件がありますので確認しましょう!

・3年以上の実務経験があること
・日本人と同等額以上の報酬を受けること
・継続して雇用が見込まれること

1つ目は日本で行う業務を母国等で3年以上行っていることが条件になります。

しかし、語学教師や通訳等の業務を行う場合は、3年以上の実務経験がなくても大学を卒業していれば申請条件がクリアになります。

また、特に専攻科目の指定もありません。

そのため、中国人の方が大学ではIT関連の科目を専攻していたが日本での業務が中国語教師をします!と言った場合でも行う事が可能です。


https://common-s.jp/visanews/language-teacher/

つまり、特別な施策はいらないという事ですね。

ちなみに、英会話教師採用面接の時に「TESOL」という資格を伝える外国人の方が多いそうです。

TESOLは「Teaching English to Speakers of Other Language」の略です。

英語ネイティブではない方に英語を教えるための資格で、国際的に知られている資格だそうです。

この資格を持っていると英語を教える側としてちゃんとスキルを持っているという証明になるそうです。

ただ、この施策は一部を除いては、何時間か講習を受けたら取得できる簡単な資格だそうです…

なのでTESOLを持っていたとしてもめちゃくちゃ高い英語教師レベルがあるかといったらそうじゃない可能性もあるという事ですね。

一般外国人に英語を教えてもらう事に数十万円

ここで1つ気づいてしまいました。

私達は英語を教える事が上手ではない外国人に週に1時間で英語を教えてもらうだけで、月5,000円〜20,000円を英会話スクールに支払っているという事。

これだったら日本に住んでいる外国人と友達になってお茶しながら話すという方法もアリな気がしてきますよね…

もしくは英会話スクールの費用を貯めてグアムやハワイに旅行に行って、英語で話す環境を体験するとか。

私のそうでしたが、英会話スクールのネイティブ教師は英語を教える事が上手い人という先入観を持っているかもしれません。

もちろん、そういった外国人もいらっしゃると思います。

しかし、全員ではない可能性もありそうです。

これだったら英語を教える事に特価した日本人教師から教えてもらった方がちゃんとした英語を学べる気もします。

ネイティブ教師=一番良い英語の先生という先入観は捨てた方が良さそうですね。

英会話スクールに通う事を検討している方はネイティブ教師というキーワードに踊らされないように。

どういう先生方がいらっしゃる英会話スクールかを確認して選択することをオススメします。

関連記事:英会話スクールの広告に騙されないで!

目標の英語レベルを設定しているか

言葉を使ったコミュニケーションは「伝え方 × 内容」で構成されていると思います。

伝え方が良くても内容が悪ければ相手に理解されないかもしれません。

伝え方が悪くて内容が良くても相手に理解されないかもしれません。

これだけ伝え方と内容が重要だという事です。

日本人の日本語力が、幼児/小学生〜大学生/20代/30代/40代以上が使う日本語のレベルは全然違うと思います。

学生に学生の、大人には大人の話す日本語というのがあります。

幼児に大人の日本語を教えるケースはあまり無いですよね。

もし教えたとしても幼児は理解できないですし、使えないと思います。

これは日本語に限った事ではなく英語も同じです。

子供向けの英会話スクールに通ったとしても、子供が覚えるのは子供レベルの英語力です。

数字の数え方、動物の名前、簡単な挨拶、などなど。

言葉はすぐにレベルアップするものではないので、もし英語ペラペラでバリバリ働いている社会人レベルになってほしいなら、数年英会話スクールに通ってもそのレベルには到達しません。

つまり、子供の頃から英会話スクールに通わせるのであれば、大人の英語力に達するまで英語学習に時間とお金を投資する必要があります。

もし子供向け英会話スクールに子供を通わせて安心しきっている方がいらっしゃれば、そうではない事に気づいた方がいいかもしれません。

理想する英語力まで子供が成長するには、一体どれぐらいの時間とお金がかかることか…

全く安心はできないですね…

子供の頃に英語耳を作る事は大切か?

中には「子供の頃に英語に触れさせれば英語の耳ができあがるから将来英語を覚えやすい」と思っている方がいるかと思います。

確かに英語の発音が聞き取れる事は英語を学ぶ上でかなり有利になります。

でも英語の耳は大人になっても英語に触れまくれば後から付いてきます。

私はDMM英会話を25,000分やっていますが、ある程度の英語耳ができました。

25,000分は日数にすれば約17日です。

もちろん17日間英語に触れれば英語耳ができるかといったらそうじゃないと思います。

しかし、目安としては本気で取り組めばそれぐらいの時間で英語耳を作る事も可能という事です。

英語耳が付いたとしても英語を話す/聞き取る上で困ることは「単語力」です。

単語力が無いと伝えたい事も伝えられないし、相手が言っている事も理解できません。

少し古い内容ですがBenesseの woman’s parkというサイトに、10歳までアメリカで育てたお子さんが日本に帰ってきたら一週間で英語を話さなくなったという記事を紹介します。

うちの娘は、3~10歳までアメリカで育ちました。
私は、4~9歳まで、ラボパーティーに通った経験がありますので、我が家の場合でお話します。

省略

当時の英会話のレベルは、子供社会の中で困らないくらいで、使ってる言葉もお子ちゃま英語でしたよ。

省略

さすがに帰国時期には、流暢にはなってましたが、所詮小学生の4年を終えたレベル。
日本の小学生だって、社会で通用する日本語を話せる年齢ではありませんよね。
それと同じです。
帰国当時、私の実家にいましたが、1週間で彼女の口から英語が出なくなっていました。
それまでは、とっさに出る言葉や、寝言は英語でしたのに、たった1週間です。

子供は本当にすぐに忘れます。

毎年、一時帰国を1か月半ほどして、日本の小学校に通わせていたのですが、
アメリカに戻ると、習い事のコーチから「英語下手になった」と言われてました

省略

私自身は、4~9歳まで、英語を習っていました。
英語劇もやる教室だったので、当時は必死にテープレコーダーを聴き、
その通りにセリフを覚えていました。当時の発音はネイティブ並だと褒められていた
記憶があります。しかし…。
英語はそれっきり。中学までやらなくなったら、英語耳もどっかに飛んじゃってましたね。
とくに、家で英語学習もしませんでしたし。


https://women.benesse.ne.jp/forum/zboca040?CONTENTS_ID=01040217&MESSAGE_ID=000546&SEARCH=no

いかがでしょう?

あくまでお一人の経験談ですが、こちらを読むと子供を英語ペラペラにする事には親の覚悟が必要だと思います…

まずは日本語で伝える力を養おう

言葉を使ったコミュニケーションは「伝え方 × 内容」で構成されていますが、「伝え方」を鍛えると英語を話せるようになった時も役に立ちます。

「伝え方」はコミュニケーション力の中で重要な部分です。

そしてコミュニケーション力は日本企業が採用選考時に最も重要視する項目として10年以上1位になっています。

参考:http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/096.pdf

なので書籍もたくさん出版されてますね。

あの有名な池上彰さんも「伝える力」という本を出しています。

ではどうすれば子供の伝える力を伸ばせるのか?

ずばり日記です。

文章を書くトレーニングと伝え方のトレーニングは似ています。

子供が描いてくれた日記を親が読み、もっとこうすると伝わりやすよというアドバイスを繰り返しましょう。

その繰り返しが反復練習となり、子供の伝える力を養っていきます。

子供は親が日記を見てくれる事を意識し始め、より分かりやすく書いてみようという意思が芽生えてきます。

そうなると、新しい言葉を覚えたり、文章を工夫してみたり、と自主的に伝える力を伸ばしていきます。

私はDMM英会話の授業の後、英語で伝えられなかった文章を文字に起こして振り返りをやっています。

日記というか独り言のような物ですが、文字に起こす事を一度やると次回同じような事を言うタイミングが来た時に、無意識に英語がスラスラ出てきます。

相手に伝わりやすい工夫を意識して文字に起こす事。

これはコミュニケーション力を伸ばす上で、日本語でも英語でもどちらにしても大事な事だと思います。

日記であれば気軽に始めるし、親子のコミュニケーションにも繋がるので、ぜひ伝える力を養う目的で初めてみてください。

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