英会話の誇大広告に注意!
広告に騙されないようにするコツとは?

この記事のまとめ

  • 英会話関連の広告は色々な所で目にする
  • しかし、中には誇大表現の広告もある
  • 誇大表現の広告に騙される人もいる
  • 疑わしい広告は事実ではない事を事実っぽく表現している広告
  • また、人によって差が大きい物事をまるで全員できると表現している広告
  • 騙されないようにするためには斜に構えた見方をする事
  • 良いと思った広告を敢えて否定してみる意識が重要

目次

英会話関連の広告

私はマーケティング業界で働いています。

普段皆さんが見るTVCMや電車の中吊り広告などが、どのような設計で作られているか大体分かります。

はっきり言って英会話スクールや英語教材の広告の中には、誇張表現になっている胡散臭い広告がたくさんあります。

試しに、GooleやYahooで「英会話」というキーワードで検索してみてください。

・最短2ヶ月で話せるようになる!
・入会金無料!もし話せないなら全額返金!

などの広告が出てくるかと思います。

このような広告の特徴的なキーワードを「訴求軸」と言います。

この訴求軸が広告を見た人に魅力的に伝わり、実際に行動に繋がれば広告効果があったと言えます。 ちなみに、広告って高いです…

・TVCMは数百万〜数億円ぐらい
・電車の中吊り広告は数十万から数百万円ぐらい
・Web広告も数十万から数百万ぐらい

もちろん期間や場所によって費用は大きく変わってきますが、広告ってちょっとやっただけだと全然目立たないので、ある程度の期間や量がないと全然効果がありません。

だからこそ、訴求軸がしっかりと私達に刺さるものじゃないと大きな赤字を出してしまいますので、広告を打つ企業側は刺さる訴求軸をしっかり設計してから広告を打ちます。

どんな英会話広告は効果が高いのか?

ざっくり言うと、「お金」と「時間」の負担が少ないよ!という訴求軸は効果が高くなる傾向があります。
理由は、「皆、お金と時間をかけずに楽して英語が話せるようになりたいから」ですね。

英語に限らず世の中のサービスの殆どは「私達の日常で発生する課題解決や生活を便利にするもの」に繋がっています。

私達は無意識ですが、悩みがあれば解決したいという欲求が生まれ、悩みがなければより楽して生活したいと思って生きています。

こういう欲求を「潜在ニーズ」と呼び、自分でも気づきにくい欲求と言われています。

逆に自分でも気づける欲求は「顕在ニーズ」と言われています。

例えば、 「お腹が減ったから何か食べたい」は顕在ニーズです

潜在ニーズとしては飛躍したように聞こえると思いますが「生きたい」ですね。

なぜ何か食べるのか?

お腹が減ったから

なぜお腹が減ったから何か食べたいのか?

何か食べないと死んじゃうから

なぜ死にたくないのか?

生きたいから

もっと深ぼっていくと「幸せになりたい」という答えも出てくる場合もあります。

話を英会話に戻して、なぜ英語を学びたいのか?という問いには恐らく下記のような回答が出てくると思います。

・仕事で必要だから
・受験のために必要だから
・海外留学したいから
・何となく今後必要そうだから

などなど。

人それぞれニーズが異なると思います。

しかし英語の勉強を始めようとすると下記の共通課題が生まれます。
・英会話スクールは高い
・英語が話せるようになるには時間がかかる

つまり、「お金」と「時間」の障壁が明確に目の前に現れるという事です。

ここで諦めてしまう人も多いと思います。

でも、この障壁にぶつかった時に、

・うちの英会話スクールは安いよ
・うちの英会話スクールならすぐ話せるようになるよ

という訴求軸と出会った場合、「え、ほんと?もう少し詳しく知りたいな」という気持ちに変わりそうじゃないですか?

悩んでいる時にその悩みを解決してくれそうな人と出会ったら話を聞いてしまう感覚と似ていると思います。

広告を打つ企業側はこの人間の心理を上手くついた訴求軸で自分たちのサービスのプロモーションを行います。

騙されやすい英会話広告とは

「お金」と「時間」の悩みを解決してくれる訴求軸は効果が高いので、たくさんの企業がその訴求軸で広告を打っています。

そうなると何が起きるでしょうか?

1つ例を挙げると、お客さんを他に取られないように「うちのサービスはもっと安いよ!」という価格競争が起きますね。

昔、牛丼チェーン店での価格競争が起きて、一杯200円以下で食べられる時がありましたね。

でも価格競争に伴い利益を出すために品質も下げる必要がその内出てきます。

安かろう悪かろうという言葉がありますが、一理あると思います。

英会話スクールの場合は、市場価格がそもそも高いのであまり下がっていないように思いますが、レアジョブやDMM英会話などのオンライン英会話は一種の価格破壊だったと思います。

オンライン英会話が誕生したことで英会話スクールに通うハードルが一気に下がり、従来の英会話スクールはお客さんがオンライン英会話の方に一部奪われたと思います。

そうなると英会話スクールは
・うちはネイティブ講師がいます
・日本人講師で初心者も安心
と言った訴求軸で差別化を図り始めました。

上記のような差別化であればまだ良いのですが冒頭に紹介した

・最短2ヶ月で話せるようになる!
・入会金無料!もし話せないなら全額返金!

という訴求軸を使った広告の中には、個人的にはちょっと誇張表現な広告もあると思います。

別の記事でもお伝えしましたが、青谷正妥教授の著書には海外の子供が英語を理解するまでにはは17520時間必要と述べています。

英会話スクールは大抵が週一に1時間のレッスンです。

なのでもし週1回のクラスだとしたら2ヶ月で話せるようになります。

となると、約10時間ぐらいで英語が話せるようになるので大体一日で英語が話せるようになります。

ちなみに、話せるか話せないかと言ったら恐らく話せます。

しかし、会話の品質はかなり低いと思います。

簡単な質問をしたり、「Yes」とか「I think so」とか相槌を打つのがやっとぐらいではないでしょうか?

伝えたい事が伝えられるレベルに10時間で到達するのは無理だと思います。

もしそれができるとしたら、日本人は皆ペラペラですよね。

だって中学高校で100時間以上は英語を習っているはずなので。

信頼できる英会話広告とは

見分けるポイントは
・事実を伝えているか?
・人によって大きな差が無い表現か?
という点です。

例えば、

・◯ヶ月で話せるようになる!

という表現は人によりますし、事実とは異なる可能性が高いですね。

他にも、

無料英語アプリでペラペラに!

という表現もアプリだけでペラペラになるのは相当難易度が高いので、こちらも人によるし事実とは異なる可能性が高いです。

私も4年間使っているDMM英会話ですが、改めて広告をチェックしてみました。

↓DMM英会話の広告です。

・DMMのオンライン英会話 | 今なら1レッスン150円から‎
 →計算すると本当に1レッスン150円です。

・100カ国以上の優秀な講師陣と英会話
 →調べてみたら事実でした。

・今なら無料の体験レッスンが1回増量中
 →これも事実です。

・24時間365日いつでもどこでも英会話レッスンを受けられる
 →これも事実です。

・上達スピードも早い!
 →もし毎日授業を受ければ上達スピードが早くなりますが人によりそう。

DMM英会話は
・英会話スクールを安く受講できる
・いつでもどこでも受講できる
という「費用」と「利便性」に特価したサービスなので、上記のような誇張表現を多く含まず魅力的な訴求軸を作る事ができます。

このように、

サービス自体が他サービスと差別化できている場合は、無理やり人を誘導するような訴求軸を作る必要がありません。

他と似たようなサービスの場合は、訴求軸に工夫をしていく必要があるので、誇張表現を使いがちになってしまいます。

皆さんも今通っている or 使っている英会話関連のサービスの広告を見てみると、信頼感が変わってくるかも知れませんよ。

広告に騙されないためには

広告を見て直感的に「良いな」と思った広告は一度「斜に構えた見方」をしてみてください。

先程のDMM英会話の広告をまずは良い点だけで見てみましょう。

・英会話スクールに通うよりも安い!
・店舗に行く必要が無いから気軽に続けられそう
・世界中の人と話せて色々勉強にもなりそう!

という感じの印象が持てますね。

では斜に構えた見方で悪い点も見てみましょう。

・1日25分で本当に英語って身につくの?
・受講できる時間を毎日確保するのは難しい
・同じ1人の先生からしっかり教えてもらう方が良い

という見方もできると思います。

つまり、良い点の逆の視点で広告を見てみるという事です。

ここでお気づきの方もいると思いますが、上記の良い点と悪い点はもはや良し悪しの領域ではなく、人の価値観によって良し悪しが変わるポイントだと思います。

なので、悪い点を良い点と思う人もいれば、その逆の観点を持つ人もいます。

広告に騙されてしまう人は、この良い点だけを見た上でサービスの利用を開始してしまう人です。

実際にサービスを利用し始めた後に自分が感じた印象とは異なる印象を持った時に、初めて「もう少し調べればよかった…」と思うのです。

騙された!と思う事が多い人は、ぜひこの斜に構えた見方で色々なサービスを見てみると、騙されたと思う機会が減ってくると思います。

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