HowはWhatと同じぐらい大切
伝え方次第でWhatの価値は左右される


この記事のまとめ

  • How次第でWhatの価値が変わる
  • TOEIC満点でも外国人から嫌われる場合も
  • 伝え方が悪いと信頼は得られない
  • 完璧な英語よりも気持ちが良い会話
  • 言語だけを学ぶ学習方法は時代遅れ

目次

WhatとHowはどっちが大事?

私はポリグロッツというアプリで毎日1つの英語のニュースを読んでいます。

ポリグロッツは分からない単語を選択するとすぐに意味と発音が確認できるのでとても便利です。

今回はポリグロッツで見つけた記事「The ‘how’」※引用元the japan times alphaをご紹介します。

この記事は、外国人の方が日本で口コミの評価の高い寿司屋に行った時のエピソードが綴らています。

ざっくりお伝えすると、

料理はとても美味しかった
ただ接客が良くなった
なので二度と行かない

という感想を持ったそうです。

ここで言う料理はWhatで、接客がHowという観点でHowの大切さを語っています。

ちょっと想像してみましょう。

①料理は美味しい!でも接客は微妙
②料理は微妙!でも接客は気持ちが良い

もう一度行ってもいいかな?と思うのはどちらでしょうか?

意見割れると思いますが、恐らく②の方が票が多いのではないかなと思います。

私はレストランを探す時に食べログをよく見ますが、接客についてコメントする人は増えてきている気がします。

そして接客が良くなかった場合、例えば料理が美味しくても評価が低い場合もあります。

これってなんででしょうか?

私の考えなのですが、レストランは料理を通じた提供側とお客さんのコミュニケーションの一つなのではないかと思っています。

そのコミュニケーションは直接的なものもあれば、間接的なものもあります。

例えばラーメン屋の店員さんは喋らない人が多いです。お客さんも同じくあまり喋らずもくもくと食べています。

しかし、ラーメンには料理人の気持ちが込められており、それをお客さんが舌で感じ取り、最後に「ごちそうさま」と行って出ていきます。

これは間接的な非言語コミュニケーションですね。

逆に接客が好評なレストランでは、店のスタッフさんとお客さんが積極的に会話をして料理を食べながら会話もの楽しむという、直接的な言語コミュニケーションを取っています。

Whatの価値を左右するHow

簡単にお伝えすると、

「何を」と「どのように」は同じぐらい重要で、「どのように」が微妙だと「何を」の価値が下がってしまう

という事です。

日本語での会話も同じですね。

良いことを言っているが感情が入っていない

要件だけしか伝えない

こういう会話だと聞いている方はいらっとしちゃいますよね。笑

(自分の評価ばかり気にしている上司とかにいそうな…)

記事の中にこういう文章がありました。

A friend once worked with a Japanese colleague who had a perfect TOEIC score and perfect spoken English.

Unfortunately, no one enjoyed talking with him as his robotic intonation made him sound insincere.


私の友人はかつて、TOEICのスコアが満点で、英会話が完璧な日本人の同僚と働いたことがある。
残念ながら、その日本人の同僚はロボットのようなイントネーションのせいで不誠実に聞こえてしまい、誰も彼との会話を楽しんでいなかった。

これは日本でも海外でも同じですね。

英語を極めたとしても伝えた方が良くないと信頼関係が築けないという事ですね…

潜在的に根付く無駄な意識

たまにテレビで見かけますが、英語が全く話せないおばちゃんが英単語だけで笑顔で外国人に話しかけているのを見ると、見ているこっちも微笑ましくなりますよね。

私の実体験ですが、ちょっと英語が話せるレベルの頃に道に迷っている外国人を助けようかどうか迷った挙げ句、結局話しかける事ができない時期がありました。

綺麗な英語を話さなきゃいけないと考えすぎてしまい、文章が思い浮かばず結局話しかけないというオチですね。笑

でもある日、英語が話せない年配の方がとても気軽な感じで話しかけて、地図を指差しながら道案内している光景を目にしました。

この時、

自分の潜在意識の中に外国人には綺麗な英語で話しかけなきゃいけない

という必要ない感覚が根付いている事に気づきました。

こういう感覚は必要ないです。

英語が話せなくても堂々と話しかければいいです。

外国に行ったら日本人に対して現地の言葉で話しかけてくる人ばかりです。

笑顔で話しかければ言葉が通じなくても思いは伝わります。

そうなんです。

ここで大事なのはWhatじゃなくてHowなんです。

Whatを完璧にしなきゃという意識が行動を抑制している可能性があります。

とりあえず話しかけてみれば良いんです。

話しかけた後の事を考えなくて良いんです。

この意識は英語を勉強している人が持ちがちです。

英語を勉強しているからこそ綺麗な英語で伝えようという意識が大きくなります。
でも必要ありません。
逆にこの意識は英語学習における成長の妨げとなっています。

もし今この意識がある方はすぐに無くしてください。

きっと肩の力が抜けて英語のコミュニケーションがスムーズになると思います!


また話したい人になるために

「The ‘how’」の記事の最後にこういう文章があります。

While the sushi restaurant’s food was probably good, the rude service we received left a bad taste in our mouths.

So when it comes to things going into or coming out of your mouth, remember to also focus on how you deliver your message.

That’s how you keep people coming back. (Samantha Loong)


その寿司屋の料理はたぶんおいしかったが、私たちが受けた失礼な接客は私たちの口の中に嫌な味を残した。

だから、あなたの口に入るもの、あるいは、口から出てくるものに関しては、あなたが伝えたいことをどのように伝えるかにも注意を払おう。

それは、あなたのところへ人がずっと戻ってくるようにする方法だ。

人と人は言葉で繋がっていて、どういう言葉を人に伝えるかで今後の繋がりが変わってくるという事です。

人は言語で会話する動物です。

その言語が他の動物よりも発達した結果、学びが蓄積・共有され多くの発明に繋がっていきました。

言語がなければ今の便利な世の中は無かったと思います。

それぐらい言語は重要なもの、人間を歴史を作ってきた存在です。

だからこそ、言語は人と人との繋がりを左右していくものです。

もしあなたが英語がペラペラでも英語で話す相手がいないのであれば、その英語はあなたの人生を豊かにはしないでしょう。

英語が話せなくても世界中の人から好かれる人は人生が豊かになるかもしれません。

英語が話せる=未来が明るいという幻想から日本人は解き放たれなくてはなりません。

早期英語教育に熱心なご家庭もあると思います。

それと同じぐらいの熱量で子どもに「伝え方」「友達との信頼関係構築」も教えてあげるのが良いと思います。

中国にこういうことわざがあります。

桃李言わざれども下自ずから蹊を成す
(とうりいわざれどもしたおのずからけいをなす)

徳ある者の下には何ら特別なことをせずとも自然と人々が集まって服するということ。
桃や李(スモモ)は言葉を発することはないが、美しい花と美味しい実の魅力にひかれて人々が集まり、その下に自然と道ができることを例えた言葉。

言語だけを学ぶ学習方法はもはや時代遅れと言っても過言ではありません。

英語を勉強している大人の方も、子どもに英語を勉強してほしい方も、英語はコミュニケーションツールの一種という理解をし、それ以上に大切なHow(「伝え方」「友達との信頼関係構築」など)もしっかり学び、世界の人々から好かれる人生を送って頂ければと思います!

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