TOEIC900点の夫は子供に英語を教えずに
英語の楽しさだけを教え続けている



この記事のまとめ

  • 幼少期英語学習に否定的な意見が増えている
  • 子供に英語を無理に教えるとストレスの原因に
  • 英語は本人が「やりたい」と思う機会を作る事が大事
  • 英語は教えず、英語を話す事で得られる体験を教える
  • 親子で一緒に学んでいく事が親子の絆も強くする

目次

林修先生は幼少期英語学習に反対

最近、子供の早期英語学習に必要性の有無が話題となっていますよね。

恐らくきっかけとなったはの「林先生が驚く初耳学!幼児期の英語教育不要論」だと思います。

番組の内容をざっくりお伝えすると、

英語が得意な親ほど早期教育を否定する

といった内容でした。

この番組が色々なメディアに取り上げられて

一気に早期英語教育不要論が広がっていきました。

この意見に賛同する人もいれば否定する人もいて、まるで持ち家か賃貸かという議論と似たような内容になってきました。

Googleで検索すると下記のような関連キーワードで出てくるほどです…!

皆さんかなり気になっている感じですよね…

世間の人々の反応がここから見えてくると思います。

改めてテレビの影響力の大きさを感じました。

おそらくですが、

・子供に英語を習わせたいけど費用が高い
・送り迎えが大変で続けられるかどうか心配
・既に英語塾に通わせているが効果が出てくるか不安

といった心理が働き、世の中の話題となったと思われます。

既に子供が英語ペラペラになっている場合は心配ないですが、英語塾に通っているのに効果が中々表れない人やこれから英語塾に通おうとしていた人は色々不安になったかと思います。

我が家の夫は「林先生の意見に一部賛成で一部反対」と言っていました。

夫がどこに賛成してどこに反対かをご紹介していきます!

林先生の英語に対する考え方

番組の中でこうおっしゃっていました。

「英語を話す。英語で話す」どっちに重点を置くのか。

恥ずかしながら「何が違うの?」となっちゃった事は事実です 笑

これを英語で書くと分かりやすくなります。

英語を話す → I speak English.

英語で話す → I speak in English.

ここで重要な事は、

「英語話す」は伝えたい事があるという事

「英語話す」は伝えたい事がないという事

です。

つまり、英語はあくまでコミュニケーション手段の中の言語の一つなので、その手段を重視するよりも「何を伝えたいか」の方が重要という事です。

もし自分が面接官だったら、英語だけ話せる人よりも、英語は話せないけどしっかりとした意見が言える人の方が採用したくなっちゃいますよね。

林先生が伝えたい事は

思考力を鍛えれば英語は後からでもすんなり覚えられる

という事ですね。

また、この幼児期の英語教育不要論から広がった結果、プレジデントオンラインの記事にはこういう文章が書かれていました。

英語ができる親ほど子供にはそれほど早くから英語をしなくてもいいと考え、英語ができない親ほど早くから子供に英語をやらせたいと考えているようです。

英語が話せない事で苦労してきた親は、その苦労を子供に味わって欲しくないがために、英語を学ばせる事を優先度高く考えるということですかね。

私の親は大学に行っていなかったので、幼少期の私に「大学に行け」と言い続けてきました。

たぶん似たような感覚なんでしょうね。

とはいえ英語を話せた方が良いに決まっていると考える気持ちもわかります。

喋れないより喋れた方が選択肢が広がりますしね。

ただ、無理やり英語を教える事に弊害について語っている人もいて、そちらについてご紹介したいと思います。



早期英語教育の弊害

まず市川力さんの著書「英語を子どもに教えるな」の内容をご紹介します。

圧倒的に英語の影響を強く受ける環境下で子どもを育てていく場合、母語である日本語の「二次的ことば」をきちんと伸ばしていくことが、何よりも重要であるといえる。(中略)

母語も第二言語も「日常会話言語」レベルに止まり、「教科理解言語」の運用に問題がある状態を「セミリンガル」と呼ぶことがある。

「英語を子どもに教えるな」市川力

英語を子どもに教えるな (中公新書ラクレ)

英語をよく分かっていない状態で英語の授業を受けても、そこから学べる事は確かに少なさそう。

日本という国で生活するのであれば、まずは日本語をしっかり理解すべき! というお言葉ですね。

よく「子供をバイリンガルにしたい!」という親御さんの言葉を聞きます。

しかしバイリンガルの定義は「第2言語も母国語と同じ水準で扱うことができる状態」なので、相当難易度は高いですね。

まぁバイリンガルになる必要性もどこまであるのやらという感じもしてきます…

一番怖いのが、バイリンガルを目指した結果、セミリンガル(ダブルリミテッド)になったという事らしいです。

簡単に言うと、

日本語も英語も両言語中途半端に覚えちゃった

という状態だそうです。

日本で生まれ日本人として生きてきたのに日本語が中途半端…

なんか子供がこういう状態になってしまったら一番苦労するのは子供自身ですね…

親のよく考えもせず「とりあえず英語を学びなさい」というエゴが、子供の人生を狂わせる可能性があるという…

なんと恐ろしい…

そして語学はそう簡単に覚える事はできず、時間が必要です。
1日の中で子供が起きている時間は約16時間ほどです。
その16時間の中で日本語と英語を半分ずつ話したとしたら、他の子供と比べ日本語を覚えるスピードは半分になります。

また、言語は使わないと忘れてしまうもので、日常的に使わないとせっかく覚えた英語も忘れてしまいます。
海外で生活している家族は自宅では積極的に日本のアニメ等を見せて日本語を忘れないようにしているそうです。

子供の英語早期教育は安易に考えず、しっかりと親が理解した上でするかしないかを判断した方が良さそうですね。

親として何を子供に教えるか?

我が家が大事にしている事は2つです。

・自分で決める力を養う事
・子供の選択肢が広がる環境を作る事

人が成長するためには、

自分で目標を決め、その過程で起きる様々な物事を自分で判断し、成功も失敗も経験する事が大事だと思います。

ずっと親が決め続けていたら、その子供は自分で判断できない子供になり、いざ独り立ちした時に、何も判断できない大人になってしまうかもしれません。

そうならないように、幼少期の頃から何事も自分で判断させ、成功と失敗を経験させてあげる事が大事なような気がします。

英語の勉強に関しても何も教えていません。

夫が自分の英語のために英語の映画・ドラマを見たり、YouTubeを見たりしていますが、いつの間にか子供も興味を持ち始めました。

今では夫と子供が一緒に映画・ドラマ・YouTubeを見て一緒に楽しんでいますが、子供に英語を一度も教えた事はありません。

夫がずっと言っている事は

英語はコミュニケーションツールの1つ
重要なのは英語を通じて世界の人と話し、自分の価値観を広げていく事

と言っています。

夫の英語学習の目的は英語をマスターする事ではないらしいです。
自分の世界を広げて柔軟な思考を持つ事だそうです。

夫は幼少期英語学習に対して

単にコミュニケーションツールとして英語を教える事には賛成しない
英語を覚えた後にやりたい事があるのであれば教えたい

という考えで子供と接しています。

大事な事は英語を覚える目的

ですね。

ただし、目的を設定すれば良いってわけじゃないですよね。

・友達が英語塾に行っているから
・英語を覚えておかないといつか苦労しそうだから
・なんとなく英語が必要だから

といった理由だと長続きしないですしね。

例えば、

・サンタさんと友達になりたいから英語で手紙を書きたい
・保育園にいる外国人のお友達と仲良くなりたい

とか具体的な理由があった方がモチベーションを維持しやすいと思います。

こういう目的を子供が設定できるように親として子供に色々な経験を積ませてあげられるといいですよね。

子供と一緒に学び経験を共有する

自分が小さい頃に親から勉強しろって言われて反抗した人もいるかと思います。

そういう時って

親は勉強していないくせ勉強勉強ってうるさいなぁ

と思った人もいるのではないでしょうか?

世の中には自分は英語は話せないが子供にだけ英語を学ばせる親も多いそうです。

もう少し子供が大きくなった時、自分が学生時代に親に対して思っていた事を今度は自分が言われる番になるのかもしれません…

そうならないように親も一緒に子供と英語を学ぶのはどうでしょうか?

英語は基本一人で勉強するものですが、道のりは長く途中で何度も挫折しそうになります…

しかし子供と一緒なら楽しめる部分が多くなると思います。

子供と一緒にサンタさんに手紙を書いたり、外国人のお友達に一緒に話しかけたり、親子で共有できる思い出がたくさん増えていくのではないでしょうか。

もし親として

・子どもが人生を楽しめるよう多くの選択肢を与えたい
・色々な経験を積んで自分の世界を広げてほしい

と思うのであれば、

まずは英語を教えるのではなく、英語を話す事で得られる体験を提供する

と良いかと思います。

その体験は英語を学びたいと思うきっかけにもなるし、親と子供の共通の思い出にもなるし、子供にとってストレスにはならないなど、メリット大きいです。

長くなりましたが、子供に英語早期教育をお考えのご家庭は参考にして頂ければと思います。